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久々の更新がまさかのめーゆかw
でもめーさく前提だから!どっちかっていうと美鈴+紫?
それに管理人の設定ありきの話だから、おそらく誰これ状態w
過去~紫編~を書きたいんだが長編になりそうで今は手をつけられない…
"あの子"も過去編にて判明するのだあーー。
とりあえず美鈴は紫にとって大きな存在ということです。いろいろ省くと年上ってことw
口調とかは迷走中ということで…
攻めの多い紫も、ドSな管理人的には受けが美味しいとか思っちゃう。
青いゆかりんってよくないですか?
美鈴の前では子どもっぽいのに、咲夜のことは鼻で笑っちゃうゆかりんって黒くないですか? 笑
あいかわらずまとまりのない文章ですみません。
「お久しゅうございます。」
どんよりとした昼下がり、つまりレミリアの言うところのいい天気であるが
そんな日はどうも昼寝という気分にもならない。
門に背を預けてぼーっと座り込んでいると、突然できた空間の隙間から
この辺りではあまり見かけない艶やかな女がひとり、姿を現した。
「ああ、久しいな……紫。」
穏やかに膝の上に乗ってくる紫を迎え入れると、嬉しそうに力を抜いて体を委ねた。
「こんな日でも、まるで日向ぼっこをしているみたい。」
「お前はまるで子どものようだよ。」
「美様から見れば子どもですわ。」
「都合のいい時だけ子どもかい?」
美鈴が呆れたように笑うと、前を眺めていた紫は上を向いて、覗きこむ美鈴の顎をそっと撫でる。
「大人がよろしくて?」
妖しく光る瞳に見つめられる。
誘っているときとは違う、じゃれ合いにも似た幼い輝き。
懐かしい瞳だ。
そう思いながら無意識に見つめ返していると、ふと何かが頭を掠めた。
追うとよからぬものが見えそうなので、放っておくことにする。
「美様」
手をおろしてもう一度呼びかける紫の声は、低く鋭い。
「なんだい?」
お互い消えてしまった微笑みをつくり直そうとはしない。
「あの子が呼んでいました。あなたの名を」
真っ直ぐ視線を外さない紫は、隠しているようだが少しばかり機嫌が悪そうだ。
つい最近会ったばかりの“あの子”を思い浮かべながら、優しく腰のあたりを抱き寄せる。
居心地が悪くなったのか、ごそごそと動いて納まりのいい位置を探す紫は、仕方なく顔を下に向ける。
「深い意味はないさ。あの子はあの子なのだから。」
「私にはそうは思えません。」
「お前は昔から思念が強いから。」
「しつこい女と言いたいのでしょう?」
すっかり拗ねてしまった紫は、前で組まれた美鈴の手を人差し指で引っ掻いた。
「嫌いではないよ。」
顔は見えないが美鈴はきっと眉を下げて笑っているのだろう。
少々大人げない自分の行動に僅かな恥ずかしさを覚えた。
一度冷静になって、小さく深呼吸ともため息ともとれない息を吐く。
「まぁよろしいですわ。それよりここの問題児たち、少しは成長しましたの?」
誤魔化すように話題を変えると、背後でくすくすと笑われた気がした。
「そうだね。殊人間は成長しすぎて……少し、寂しいのかもしれないな…。」
ゆっくりと話す美鈴は穏やかで、優しくて。
言葉ほど悲しそうではなかった。
幸せ…なのだろう。
「まだ、ここにいるのですね。」
美鈴が微笑む。
だから、紫も沈んでしまった心の内を見せないように、気丈に言ってみせた。
美鈴相手では無駄なことと知りながら。
「お前も、巫女の傍にいるのだろう。」
優しく、ほんの少し意地悪に言う。
「霊夢も人間ですわ。」
「そうだったね。」
「霊夢は私を置いて逝ってしまいます。」
「咲夜だって同じさ。」
「ここには先の長い吸血鬼が2匹もいますでしょう?長生きしそうではありませんが、魔女もひとり。」
「そんな風に言っては失礼だよ。」
「虫の居所が悪いの。」
そう言いながらも、楽しそうに笑う紫は機嫌を直してくれたようだった。
「そろそろ咲夜が来る時間だ。」
最後に一度髪を梳いてやると、素直に紫は美鈴から離れた。
「美様」
名残惜しいのか、甘えるように呼んでくる紫が、ほんの一瞬寂しそうに笑った気がした。
「霊夢が逝ってしまったら、私もここに住むことにしますわ。
咲夜も霊夢と同じころに逝ってしまうでしょう?私が咲夜の仕事を引き継ぐことにします。」
そう言い切って、美鈴が口を開く前に便利な隙間の先にすっと消え去る。
「言い逃げ……」
意味もなく呆然とそう呟いた美鈴の背後には、何も知らない咲夜がバスケットを持って近づいている。
その足音を耳にしても尚、美鈴は紫の消えた空間を見つめて呆けていた。
いつの間にか、レミリアが言うところの悪い天気が広がっていた。
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